運動をすると右側肺の下が痛くなる中学２年生の女の子

■2022/10/16 運動をすると右側肺の下が痛くなる中学２年生の女の子
上記症状の女子中学生が
ネットからの予約で来院した。

中学のクラブ活動は
バスケットボール部に属しており

３ヶ月ぐらい前から
バスケットをしている最中に
右肺の下が
痛くなるようになったという。

先ず西洋医学の内科に行ったが
神経過敏との診断結果であった。

次に行った整形外科では
相変わらずの
「骨は何でもない」
との診断結果。

病院では埒が明かないと判断して

鍼灸
整体
カイロプラクティック

にも何回か通ってみた。
しかし改善せず。

それでも諦めずに
ネットで探しに探し
当院に辿り着いたようである。

早速ベッドに俯せになっていただき
全身を観察してみると
右寛骨が４㎝も下がっている。

ある程度の矯正で
ほぼ寛骨の高さ調整が
できたところで
仰向けになっていただく。

肋骨の高さの左右差を調べようと
お腹に触れて見ると

肋骨の最下端が分からないぐらい
異常に腹直筋が張り
有り得ない程の
カチカチ状態になっている。

先ず、腓骨の矯正をして
次に股関節の矯正をすると
腹直筋が緩み

肋骨の下端部の
左右の高さを
確認できるようになっていた。

案の定
右側がかなり下がっていた。

右の肺の下が痛むわけだから
おそらく横隔膜が
相当な緊張状態に
なっていると思われる。

横隔膜は頭蓋骨の乳様突起の
下から後ろにかけてのツボを
刺激すると緩めることができる。

この後
大腰筋の筋膜リリース
大転子の出っ張りの矯正をして
左右の肋骨の高さを揃え

最後に左右の寛骨の高さの
微調整をして全てを終わる。

「右の肺の下の違和感が
なくなっています」

ポーカーフェイスなのか
表情に変化を見せない子で
淡々と言う彼女。
それでも何となく
安堵したように見受けられる。

彼女にとって納得のいく
施術結果だったのではないか。


今回もだが
西洋医学が
如何にやる気がないかが
よく分かる結果となった。

患者さんが殺到して
忙しいのはよくわかるが
もう少し腑に落ちる
診断結果を
出して欲しいものだ。




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新生院
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