左手がこわばり握りしめることができない50代女性

■2021/03/17 左手がこわばり握りしめることができない50代女性
この女性は

以前よく通って

来られていた方である。


去年4月に

新型コロナウィルス騒ぎが起き

非常事態宣言が発令されて以来

パタリと

来られなくなっていたのだが

とうとう

どうしようもなくなり

予約をしてこられたようである。


1ヶ月ぐらい前から

左手がこわばり

握りしめることが

できなくなっているというのだ。


この婦人も整形外科が大好き人間で

以前から何か不調が生じると

先ず整形外科に行き

埒が明かなくなった後

当院に来ていたものだが

どうやら

今回もそうらしい。


「骨は何でもないらしいんだけど」

といつも同じパターンの診断結果に

妙に納得しておられる。

(学習されない方なのである)


左手を診てみると

半分ぐらいしか握ることができない。

これでは不便であろう。

茶碗も持てないのではないか。


左前腕に触れてみると

異様に硬く

膨らんだ状態である。


腕に起きる症状は

頸椎下部に原因がある場合があるので

先ず頸椎の矯正をしておき

それから前腕の施術に移る。


腱鞘炎の治療法で

手首から肘まで

満遍なく刺激を

繰り返してあげる。


しばらくすると

伸筋群、屈筋群が緩んでくる。


「どうですか?」

と私。


「握れます」

と弾かれたように言う彼女。

「やっぱり先生だよね」

いつの間にか笑顔になっている。

「一生このままではないかと

心配していました」


その後全身の整体施術をしてあげ

軽やかな動作で彼女は帰って行った。


今回で何度か当院に通うだろうが

しばらく経って

当院に来なくなると

また

整形外科に行くのではないか。





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