ベッドで仰向けになると両腕を頭上に挙げる男子中学生

■2020/07/08 ベッドで仰向けになると両腕を頭上に挙げる男子中学生
姿勢を良くしたいと願い

お母さんが連れて来られた

中学生の話しである。


学校で側彎症ではないかと

指摘されたので

整形外科に連れて行ったら

「成長期ですから

様子を見てみましょう」

とあっけない

診断結果であった。


側彎症は成長期に

様子を見ていてはいけない。

成長期にこそ

改善しなければ

ならないのだ。


ベッドに俯せになってもらうと

身体が斜め状態になっている。


歪みがひどいと

こうなるのだ。


「どうでしょうか?」

とお母さん。

「側弯症ですね」と私。


施術に入り

足首、骨盤、背骨の矯正をして

仰向けになってもらうと

何と頭上に両腕を挙げるではないか。


「仰向けで寝るときは

いつもこのように

両腕を挙げていますか」

とお母さんに問うと

「そうなんです」


「この子は油ものを食べないでしょう」

と私がまた問う。

「脂身の多い肉、魚は食べませんね。

天ぷらは一度も口にしたことが

ありません」


胆嚢が不調だと

油ものが苦手になる。


腕を頭上に挙げるのは

下げていると胆嚢が

圧迫されるからで

胆嚢を圧迫させない為に

自然治癒力が

両腕を頭上に

挙げさせるのである。


ということは

肋骨が常に下がっていて

胆嚢を圧迫していることになる。


肋骨を上げるには

お腹の大腰筋のリリースをするしかない。


左右の大腰筋のリリースが終わると

途端に腕を挙げなくなった。


全体の施術が終わって

ベッドから降り立った時には

姿勢もかなり改善していた。


「なんかスーッとした」

と彼。


彼は1週間後、再来院したが

前回、施術した後

家に帰ってから

「夕食は肉が食べたいと言うので

ビックリしました」

お母さんが

大変嬉しそうであった。


前回の大腰筋のリリースが

効いているようで

2回目での施術時に

仰向けになっても

両腕を頭上に

挙げることは

一切なかったが

念のため

もう一回

大腰筋のリリースをしてあげた。




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