左膝痛の３０代男性

■2020/05/16 左膝痛の３０代男性
左膝痛で来院したこの男性

２０年前にスキーで痛めたという。


最近に行った整形外科では

半月板にヒビが入っていると診断され

手術を勧められたが

怖くて

その気にならなかったという。


「痛むのは

左膝の内側なのです」

と言われる。


内側が痛む場合

疑うのは反対側の

腸脛靭帯である。


触ってみると案の定

腸脛靭帯が

かなり硬縮している。


外側が硬縮して縮むと

膝関節は内側に押し出される。

押し出されるということは

内側に出っ張るということで

出たその部分が痛くなるのだ。


腸脛靭帯の硬縮がなくなれば

（緩めれば）

内側への出っ張りが解消して

痛みは消失する。


簡単なことである。


そのように施術すると

５分で

痛みは噓のように軽微した。

（炎症がまだあるので

多少痛みは残っている）


これで終わったら

あまりにも早すぎる。


それで

全体の整体施術をして終わる。


「膝痛の原因は半月板損傷の

せいではなかったのですね」

と彼。

少々あっけにとられている。


整形外科は膝痛と言うと

軟骨しか見ない。


医術に関しては

博学である筈の

医者とは思えない

狭い思考力だが


西洋医学には

こういう見当はずれの診断が

実は良くあるのだ。




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