左首から肩甲骨にかけて違和感を感じる20代後半の男性
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■2019/08/21
左首から肩甲骨にかけて違和感を感じる20代後半の男性
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この男性は左側だが
首から肩、肩甲骨にかけて
違和感だったり
痛みを感じる人が多い。
この違和感の原因は
左寛骨が後傾して
右側に比べると
上がった形になっているからだが
彼の場合、その上がる度合いが
大き目なのである。
そうすると、左側の肋骨が下がって
肩も下がって広くなり
頸椎下部が左に寄ることになる。
その為に、頸椎は曲がり
頭蓋骨も左に傾くのである。
こういう症状の人に
肩、首、肩甲骨の辺りを
一生懸命マッサージをしても
すぐに違和感が元に戻ってしまう。
骨の歪みが正されていないからだ。
左寛骨の後傾が一番の原因だから
まず、この後傾を矯正して
下がった肋骨を調整すると
左肩も上り
右肩と高さが揃うようになって
頸椎が自然と真っ直ぐになる。
肩甲骨の位置も正しくなるので
骨格の矯正だけで
今まであった違和感は
存在しなくなるのだ。
彼にそういった施術をして
全てを終わり
ベッドから降り立っていただく。
「狐につままれたみたいで
何が起きたのか
分けがわからないです」
と彼が笑いながら言う。
「でも左首から肩甲骨にかけての
違和感は全く感じないし
胸を張った姿勢が
楽にできていますよね」
と首をしきりにかしげる彼。
若いだけに身体に溜まっている
疲労が少ないからだろう
回復力の早さが
草臥れた年代とは違うようだ。
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