くも膜下出血、脳出血で２回頭を手術をした重症の８０代婦人
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■2019/06/21
くも膜下出血、脳出血で２回頭を手術をした重症の８０代婦人
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久々に大変な重症患者さんが
紹介で来院された。
くも膜下出血と脳出血で
２回も
頭の手術をしておられ
歩くのもままならない為
抱きかかえられるようにして
やってこられたのだ。
喋る言葉も不明瞭で
ろれつが回っていない。
当院を始めて28年近くになるが
最も重い症状の方といえた。
取りあえず
ベッドに仰向けになっていただき、
頭に触ってみると
頭頂骨の矢状縫合が開いている。
脳が浮腫んでいるのだ。
まず
頭蓋骨全体の縫合部への
刺激を念入りにしておいてから
脳の浮腫みに対しての
刺激も充分にする。
最後に骨盤の矯正をして
施術を終わる。
帰り際に
会話をしておられる言葉じりが
はっきりされたので
確かな改善を感じとることができた。
1ヶ月後に再来院されたのだが
表情がしっかりとされ
普通の会話ができるし
明確な発音をしておられた。
明らかに先回に終わった時点よりも
回復しておられるのだ。
今回の施術は
骨盤の歪みが大きいので
多裂筋を意識した矯正を
最初にして
頭蓋骨をじっくりと
矯正した。
やはり脳が浮腫んでいるので
浮腫みを意識した
施術に時間をかけた。
施術を終わり
ベッドから降り立っていただく
その時あまりにもすくっと
早い動作で立たれたので
介添えで来られている
娘さんがビックリしておられる。
待合室まで移動するのも
抱きかかえる必要がなく
かなり自分の力で歩いて行かれた。
この後
娘さんの施術をしたのだが
待っている間
ベンチにちゃんと座り
待合室に置いてある雑誌を
読んでおられた。
1回目に来られた時は
座っているだけでも大変で
雑誌など読むどころではなかったのだが、
大変な改善度である。
2回の施術で
ここまで回復されたのは
普通ではありえない。
ふと自分の腕に自惚れそうになるが
それだけではここまで
改善しないだろう。
おそらく
ご本人が良くなろうとする
意思が
相当に強いのではないか？
身体が弱っている時は
精神も弱くなりがちだが
この婦人は
強い信念をお持ちの方のようだ。
実は、病気になった時
プラス思考かマイナス思考かで
身体の改善の仕方が
まるで違うのだ。
この婦人はプラス思考の
見本のような方なので
これから先
どのようにして
回復していかれるのか
観察してみよう。
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新生院
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