朝、ジョギングをしようと走りだした途端に肉離れになった男性
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■2019/05/09
朝、ジョギングをしようと走りだした途端に肉離れになった男性
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彼は右脚を引きずるようにして
歩きながら現れた。
話を伺うと
今までジョギングをしたこともないのに
朝起きて直ぐ
走ろうと思い立ち
行動を起こしたのはいいが
準備運動を
しなかったのがいけなかった。
走り出した途端に
右ふくらはぎに痛みが走ったという。
彼は時々来院される男性なのだが
来られる時は
いつも
右脚に異常を訴える方で
たしか前回は
足首とか腓骨の外側に
痛みがあったと記憶している。
それが、今回は肉離れである。
ベッドに俯せになっていただき、
ふくらはぎを人差し指で
なぞってみる。
浅いタイプの肉離れが
４本もあった。
それを焦らずじっくりと
調整をする。
やり過ぎもよくないので
程よいところで終わり
ベッドから降り立って
歩いていただくと
来た時よりも歩き方が
スムーズになっていた。
「これで、様子を見てみましょう。
痛かったら１週間後ぐらいに
また来てください」
と私。
１週間後、彼から
「まだ痛いのです」
という連絡が入り、来ていただく。
「歩くとまだ痛むのです」
という。
ベッドに俯せになっていただき、
ふくらはぎの肉離れを確認すると
膝裏に近い部分に
多少残っている程度で
後の３本は
見当たらなくなっていた。
肉離れは殆ど改善しているのだ。
これで痛むとしたら
別の部位に原因がある。
それで
下腿三頭筋を縦に探ってみた。
外側の腓腹筋に
筋線維の癒着による
硬い筋があった。
「痛かったのはこれですよ」
と言いながらその癒着をほぐす。
それが終わって歩いていただくと
もう痛みは消失していた。
前回は肉離れだけしか
対処しなかったが、
腓腹筋の筋線維による硬い筋も
おそらく、その時点で
起きていたのだろう。
いずれにしても
歩くのに大変だった肉離れが
２回の施術で
殆ど改善できたのだから
上出来であろう。
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