出産後左股関節が痛くて開かなくなった30代女性

■2019/03/15 出産後左股関節が痛くて開かなくなった30代女性
この女性は出産して半年ぐらい経っている。

腰痛、肩凝り、手首痛で

来院された。


まず、ベッドに座っていただき

手首の施術から始める。

子育て中に手首を痛める

お母さんが多いが

これは

腱鞘炎に対しての施術法で

簡単に改善できる。


それから、身体全体の施術をして

終わろうとすると

「実は、左股関節が痛くて開かないのです」

と言われる。

「どういう時に痛むのですか?」

と私が問うと

彼女は仰向けに寝て

足合掌のポーズをとった。

右に比べると左脚が殆ど開かない。


「痛くて開かないのです」


内転筋の一つである薄筋が

強く張っている。


薄筋の起始部は恥骨にある。

「ちょっと恥骨に触りますよ」

とお断わりして触れてみる。


「産後に恥骨が痛む時がありました」

とも言われる。

「今はどうですか?」

「今は大丈夫です」


左側の恥骨が1ミリぐらい

高くなっているのと

傾きがあった。


恥骨はちょっとした力で

押しても痛むものだ。


そっと指を当て

指の力ではなく

体を使って動かすようにすると

それ程痛くないはずだ。


そのように調整をして

両脚を開いていただく。


すると左右の脚が同じぐらい

開くようになっていた。

「あっ、開きます」

彼女は感動的に声を上げたが


それ程大した施術ではなく

恥骨のズレを

少し調整するだけのことなのだ。


彼女にとって

一番気になっていたのは

どうやら

左脚が開かなかった

ことのようであった。

それが解消したので

心のわだかまりが無くなり、

とても神秘的な

美しい顔立ちになっていた。


人は心の中に

何か引っ掛かる部分を

持っているものである。

それは出来るだけ早く

解決した方がいい。

解決すれば身も心も

軽くなり楽になるからである。


身体のどこかが痛む場合もそうだ。


整形外科で

「加齢ですな」

と診断されたとしても

必ず改善する道はある。

諦めないことだ。





























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