お腹が花火が打ち上げられているようで辛い20代女性
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■2019/03/01
お腹が花火が打ち上げられているようで辛い20代女性
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先回2月13日に投稿した
「背骨が折れるように痛い」
と書いたブログをを見て
この女性が来院された。
自分も同じ症状ではないかと
言われるのだ。
でも症状に対する表現の仕方が
全く違っている。
ブログは背中側に痛みがあったが
彼女はお腹側である。
「お腹が花火が上がっているように
辛い」というのである。
お腹の中がバチバチと
弾けているというのだ。
彼女は不定期的にやって来る女性なのだが
いつも不可解な症状で来院される点では
「背骨が折れるように痛い」
と訴える方と同じタイプと言える。
まずベッドに仰向けになっていただき
お腹に触れてみると
全体が非常に硬い。
ガスが充満しているのだ。
「痛い!」と、
そっと触れただけなのに
痛がる。
お腹の施術は
何をおいたとしても
まずオッデイ括約筋を
緩めることから始める。
すごく痛がるので
慌てずゆっくりと
少しずつ押し続けていると
次第に柔らかくなってくるのが分かる。
オッデイ括約筋が
充分に柔らかくなったところで
他の部分にも触ってみると
お腹全体も柔らかくなっていた。
花火が上がる感覚が次第に治まり
気持ちが良くなったところで
施術を終える。
胃から出て来た
消化物(強酸性)が
オッデイ括約筋にさしかかると
即座に膵液が(アルカリ性)が分泌されて
中和するように設計されているのだが
何らかの理由があって
中和されきれずに
酸性を帯びたまま
小腸に届くと
小腸は大変なダメージを受ける。
小腸の中間以降で働いている
善玉菌達に於いては
酸に侵されて
死滅してしまうことになる。
その侵された度合いにより
便秘、下痢、異常発酵等の
症状が起きるのだ。
彼女の場合は
異常発酵によって発生した
大量のガスが
お腹を膨らませていたのである。
硬くなっている
オッデイ括約筋を緩めると
お腹全体が柔らかくなってきたのは
膵液を程よく分泌できるように
なったからである。
消化器系に起きる問題点は
オッデイ括約筋がカギを握っている。
彼女は2週間後に再来院したが
すっかりお腹に”花火が打ち上げられる”
感覚はなくなっており
左肋骨下に気持ちの悪さが
残っているだけになっていた。
これは左横隔膜と大腸の癒着を
剝がすことで解消した。
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