右肘が痛く、腕立て伏せをすると痺れがくる30代男性

■2018/12/21 右肘が痛く、腕立て伏せをすると痺れがくる30代男性
右腕を曲げ伸ばしをすると肘が痛く、

腕立て伏せをすると

右手の平に痺れがくる

という男性が来院された。


筋トレをしておられるそうで

肘の痛みと

腕立て伏せ時に生じる

手の痺れも気になるので何とかしたい。


ネットで”肘の痛み整体で”検索してみたら

当院が出てきたという。


ベッドに座っていただき

彼の右腕を取って

痛むという部位に触ってみる。


親指を当てながら

硬縮している部分を何箇所か

ほぐした後

自身に前腕を動かしてもらって

痛み方を確かめてもらう。


「なくなりましたね」

施術をして2~3分のことだが

もう痛みは消失していた。


手の平の痺れはどうか?

腕立て伏せをしてもらうと

依然としてある。

今度は上腕二頭筋を探っていく

上部に癒着している部分があった。

そこをほぐす。


それから前腕の伸筋の下部で

硬くなっている部位を緩める。


更に手根骨を緩める。


この3箇所の施術は

痺れに関係しそうな部位に

布石を打ったのである。


再度腕立て伏せをしてもらうと

手の平の痺れも消失していた。


右肘の痛みと

手の平の痺れに対しての

施術を始めて

5分ぐらいしか経っていないので

これで終わるわけにはいかない。


「他に気になる部分がありますか?」

と問うと

股関節が硬いことと、

背筋も凝っていると言われるので

それらも含めて

全身の施術して終わる。


短時間で彼の訴える症状が

改善されたので

一瞬彼は

訳が分からないというような

表情を見せたが

すぐに笑顔になり

「すごいですね」

感心したように言った。


「先生は痛む部分に対して

何処を施術するか全部分かって

いるみたいですね。

だから考えることなく

ポンポンと短時間で

施術が進むのでしょう。

マジックを見ているような

思いがしました」

と素直な面持ちになり彼が言った。


確かに彼が言われるように、

痛みを聞くと

何処を対処すべきか

即、判断できる。

経験が長いからである。


しかし、治療の最前線で

働いていると

毎日新しい発見があり、

常に学びがある。

だから、最初に想定していた

施術ではなく

新しく閃いた技を

試している時もある。






























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